ximalaya

中国の温総理に心配をかける
　　北野
　　
　　先日、温総理が記者会見で率直に語った：彼が最も心配しているのは、中国の資産がアメリカでの安全性である。それは 2 兆ドルであり、中国人が 30 年間苦労して築き上げた血と汗の結晶である！このお金のために、中国は環境、資源、そして広大な農民や都市労働者の利益を犠牲にし、巨大な道徳的負債を抱え、巨大な政治的リスクを冒し、国家が将来の不測の事態に備えるための貯金を持つことを望んでいる。
　　
　　しかし、温総理の悪夢は現実になるかもしれない。昨日、ニュースが伝えられたが、米連邦準備制度理事会（FRB）が 9 兆ドルを印刷することを決定し、そのうち 2 兆〜3 兆ドルを国債の購入に充てるというものだ。このニュースが出ると、ドルはすぐに下落し、金価格は上昇し、市場はドルの中長期的な債務に対する深刻な懸念を引き起こした。日本国民は怒りに震えている。なぜなら、彼らもアメリカの大債権国の一つだからだ。それに続いて、欧州連合などの国々もそれぞれの通貨を切り下げる措置を取り、将来のグローバルなインフレと巨大な社会的混乱の種を蒔いた。
　　
　　中国とアメリカの関係は、貧しい人と裕福な人の関係に非常に似ている。貧しい人は裕福な人から少しのお金を稼ぎ、自分のところに置くことができず、裕福な人のところに安全だと考え、お金が利子を生むことを期待している。しかし、この裕福な人は欲張りな強盗であることに気づかなかった。彼はあなたが彼のところに置いたお金を使い果たすだけでなく、巨大な返済不能の借金を抱えてしまった。どうする？2 つの方法しかない：1 つは借金を続けて、過去の過ちを悔い改め、ゆっくりと返済し、子孫に返済させること；もう 1 つは、まるで強盗のように、借金を返さないだけでなく、他の全ての人を巻き込むことである。この手法が通貨の印刷である。これはまるで借金を返さずに白紙の手形を作ることと同じだ。このような行為の結果、各国政府はお金を印刷し始め、最終的にはインフレが起こる。経済危機の際、誰もお金を使わないとき、皆にお金を使わせる最良の方法は、インフレの期待を引き起こすことである。今日使わないと、明日はお金が価値を失ってしまう。このような行為の結果、政府や富裕層には何の影響もないが、給料で生活している一般の人々は長く耐えられない。考えてみてください、年間 30% のインフレ率で、一家が一生かけて貯めた老後のお金、それが 10 万ドルでも、百万ドルでも、千万ドルでも、3 年でなくなってしまう！同様に、中国のアメリカへの 2 兆ドルも 3 年でなくなってしまう！その時、この世界はどうなるのだろうか？
　　
　　中国の政治制度が経済危機において西洋の民主国家よりも大きな政治的リスクを抱えることが決まっているため、温総理の悪夢は実は中国全体の悪夢なのである。前例のない危機に直面して、私たちは自信以外に何も持っていないように思える。そして、自信を強調するために、宣伝や利益集団は人々に盲目的な楽観主義の情報を注入している。これはより恐ろしく、より責任を果たさない行為である。なぜなら、人々は実際の状況を知っており、心の準備ができているはずであり、盲目的な楽観主義が広まると、状況が制御不能になり、解決可能な問題さえ完全に解決不能になってしまうからである。人々は政府や情報源に対する信頼を失ってしまった。自信は信頼の基礎の上に築かれるものである。
　　
　　中国国内の盲目的な楽観主義は、株式市場の支えと不均衡な情報に表れている。現在、中国の専門家たちも人民元の切り下げを呼びかけ始めている。あなたたちがお金を印刷するなら、私たちも印刷する。通貨戦争がここから始まる。次に、国際的な原材料価格が上昇すれば、最終的に損をするのは誰だろう？それは中国だ！
　　
　　おそらく中国は最初から騙されてしまったのかもしれない。なぜなら、市場の救済は中国の問題ではなく、アメリカや西洋諸国の問題だからだ。中国が 4 兆元を投じて内需を刺激した結果、エネルギーや原材料、国際資本の価値が上昇し、損をするのは中国だった。
　　
　　戦略的な観点から見れば、中国は西洋諸国との距離を保つべきである。私たちは「中国特色の社会主義」である以上、なぜ西洋の民主主義や自由資本主義と同じ道を歩むことができるのだろうか？良いことはすべてあなたのものであり、悪いことはすべて他人のものですか？もしそう考えるなら、人に利用され、大きな損をすることになるでしょう！残念ながら、悪夢は既に始まっているかもしれません！